この槿は亡き姑の思い出の木です。
亡くなる前、病で5年ほど寝たきりになっていましたが、そんな風になる前に
「散歩の途中でみつけたのよ」
と20センチくらいの苗を買ってきて縁側に置いておりました。
買った時付いていた花はたったひとつで、もうその後は咲きませんでしたが
植え替えた翌年にはしっかりした株になり、地植えにしてからはずんずん大きくなって
今では二階の窓と同じほど。
仏壇の前に座ると槿が目の前にあり、夏中たくさんの花を見せてくれています。
今年は23回忌でした。
時の流れの早さに改めて驚きながらも姑の思い出が色あせないことにもうひとつ驚いています。